鼠と猫

実はこの目で鼠を見た事が一度もない。

冒頭で述べたとおり、自分は鼠を一度も見た事がない。
家に見つかるのはいつもゴキブリばかりだ。
鼠に会いたいかと言われると会いたくはない。
多くの病原菌を持っていそうだから。
鼠には天敵が多くイタチやキツネそして猫がいる。
彼らが鼠を追い出してくれるおかげで今日も鼠に遭遇しないのだろう。
実はイタチもキツネもこの目で一度も見た事がないのだが。
身近で見ているのは猫だけである。
鼠の姿は写真かテレビを見るだけで十分である。
鼠と猫と言えば小学生のころによく見ていたトムとジェリーというアニメを思い浮かべる。
猫のトムが鼠のジェリーを追いかける度に返り討ちにされるのが面白おかしかった。
体が変形したり、バラバラになったり言葉では言いにくいが絶対そうはならないだろうと
言ってしまうくらい表現が豊かでコミカルで面白かったのである。
自分が猫が鼠を追うという概念を定義させたのは間違いなくこのトムとジェリーだ。
猫は鼠をなぜ追うのか、干支の話では、鼠に騙されてしまい干支に選ばれず、それに恨みを持った猫が鼠を追いかけるようになった説があるが
猫にはそもそも狩猟本能があり、肉食動物であるため
鼠を狩るの不思議ではなく、自分より体の小さい動物なら獲物として狩りをするのだ。
ペットとして飼われている猫が大人しいのは、人間に餌を与えられているため餌を探す必要がないからだ。
けど猫は動くものには敏感であるため鼠を実際に見るのなら、猫に追いかけられる姿が見たい。

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